またまた深酒の夜・・・野方「秋元屋」、鷺ノ宮「満月」、鷺ノ宮「ペルル」
土曜日はいつものように出勤。帰りに野方で降りて、ちょっとした用をすませた後時計を見ると8時を回っている。せっかく野方に来たんだから「秋元屋」に寄っていこうかな。この前、行ったとき8時以降はお客さんが少ない日もあるということだったから・・・。氷なしホッピーが頭をよぎる。
秋元屋は店の前のテーブルにも人があふれている感じ。カウンターの方も空きなし。こ、これは・・・。マスターが気がついてくれるが、席がないのはどうしようもない。と、思ったらカウンターから出てきたマスターが、折りたたみのできる丸椅子を持ってきてくれる。「せっかくだから、一杯だけ飲んでいって!」という言葉が嬉しい。入り口近くのカウンターの角にスペースを作ってもらい、そこに座らせてもらう。
とはいえ、店は大忙し!ここで氷なしホッピーを注文して、冷やしたジョッキを奥から出してもらうには忍びない。「金宮と炭酸、お願いします」。さすがだなあ。ここまで混み合うとは・・・。
焼酎と炭酸が届く。冷たいチューハイが喉に心地よい。ひっきりなしに注文が入っている。その活気の中で、ちょっと出遅れた感じ。それでもマスターは「何か焼きますか?」と声をかけてくれる。「かしらを味噌で2本」と控えめに注文。今日は短時間で帰るつもり。
焼き物が届いたところで、焼酎をお替り。残った炭酸を加えて2杯目のチューハイを作る。では、かしらを・・・いつもながらのピリッとした辛味がたまらない。チューハイもあっという間に少なくなってしまう。でも、臨時のスペースに長居するわけにはいかない。かしらを平らげて、残りのチューハイを飲み干して席を立つ。「また、ゆっくりきます。」「どうもすみません。」
秋元屋を出てみつわ通りを歩きながら、次はどこに行こうか考える。このまま行けば「PURE」だが・・・。店の前を通りかかると、ちょうど酒屋風の業者が「まいど〜」といいながらドアを開ける。その隙間から店の中が見える。ずらりとお客さんが並んで座り忙しそう・・・だめだな。次は「竹よし」か・・・。
都立家政駅前の踏切を渡り、「竹よし」のある小路に入る。さて、どうかなあ。ガラス戸越しに見ると、グループ客が入っている。マスターの表情にも余裕が無い・・・こ、ここもだめぇ・・・仕方がない。鷺ノ宮まで歩こう。自分には「ペルル」がある!
駅前の通りから、狭い通りに入り込む。「炉端ぜん」からは賑やかな笑い声が聞こえてくる。隣の「ペルル」は・・・。ドアを開ける。マスターが「よっ」と手を挙げて迎えてくれる。「どうも」・・・って満員じゃん。「すみませんねえ。」「いいんですよ。また後で来るかも。」笑顔でドアを閉める・・・バタン・・・寂しい・・・何処にも入れない。こんなに店があるのにい・・・。こうなったら「満月」だ!「満月」よ、こんな自分を癒してくれ!
「満月」に向かおうとすると、駅の方角から見慣れたシルエットの男性が歩いてくる。「あれっ、どうしたの?」と声をかけてくれたのは・・・「礼賛」の浜田さんだ。「ペルル、満員ですよ〜。」「ええっ、今日はペルルで飲もうと思ったのにぃ。」・・・ふふふ、道連れが出来たぞ。
「満月」の引き戸を開けると・・・こ、ここも満員?「入れませんか?」「いいよ、ここつめるから。」とお客さんが動いてくれる。「すみませ〜ん。」と空いたカウンターのスペースにはまりこむ。「あっ、この人知ってる」とつめてくれたお客さんに指差される。ん?ああ、「ペルル」で会ったことのあるお客さんだ。酔っ払ってるのでこういう表現になってるんだな。「知ってる、知ってる。ねえ。」「はあ、お久しぶりです。」「知ってるよ、あの人だろう。」「そうです!その人です!」
女将さんが注文を取りに来てくれる。「何にする?」「ホッピー。」「こちらは?」・・・浜田さんは考えている。いつも自分のように条件反射的に注文しない。じっくり考えるタイプなのだ。「レモンサワー」・・・案外普通の注文だなあ。
女将さんが、それぞれの焼酎入りのジョッキとホッピー、レモンサワーの瓶を持って来てくれる。「どうぞ。」と浜田さんのジョッキにレモンサワーを注いでいる。おお、今日は注いでもらえるのか。自分もジョッキを持って準備する。レモンサワーを注ぎ終わって、女将さんがこちらを見る。にっこり笑って「こちらは、マイペースでね。」がくっ。「なんでぇ・・・準備しちゃうじゃん!」浜田さんが「まあ、まあ。ホッピーは自分の好みで割って飲んでねという意味でしょ・・・」と慰めてくれる・・・ただし、大笑いしながら・・・。
とにかく、気を取り直して乾杯!つまみは「鳥のから揚げ」。ちょうど1人分残っていたので目についたのだ。それにしても、今日はどの店もお客さん多いなあ・・・。女将さんも上機嫌だ。マスターの笑い声も響き渡る。
「ナカお願いします。」・・・ペルルにどの時点で移ろうかを考え始める。もともと浜田さんも今日は「ペルル」に行く予定だったのだ。マスターから来てくださいという伝言を先日伝えたばかりだったから・・・早くホッピーを飲んで、もう一度「ペルル」に行ってみなきゃ・・・「コーヒー割りください。」・・・えっ、は、浜田さん?あくまで落ち着いている。
「これがまた美味しいんですよ〜。」と浜田さんはコーヒー割りがお気に入り。自分はホッピーを飲み進める。「最近、寄り道Blogにはトホホ話少ないですねえ。」「あの〜、トホホ系のブログじゃないんですけど・・・」「いやいや、トホホがいいんです!」・・・そんなに強調しなくても・・・。
さて、この辺で席を立ち、「ペルル」に向かうことにする。帰り際、女将さんに「今度来たときはレモンサワーを注文するから・・・分かってますよね?」と声をかけると、「マイペースでね。」という返事が返ってくる・・・梅サワーにしてみようかな。
「ペルル」に到着。まだ盛り上がっている。でも、なんとか2つの席を空けてもらい座ることが出来た。メーカーズマークが届く。「今日はあずさちゃんの、誕生日なんです。」とマスターが教えてくれる。あずさちゃんとはこの店の手伝いの大学生。それで盛り上がっていたのか・・・。常連さんの祝福を受けて笑顔がたえない。
最初はソーダ割りにして飲んでいたが、あとは水割りにして飲み続ける。周りは常連のSさんのギターに合わせて歌を歌っている。のんびりした地元の酒場・・・やっと落ち着いて飲めると思った自分はついつい速いペースで飲みまくる。ああ、飲みすぎてるなあ、と思いつつ。「マイペースでね。」という「満月」の女将さんの言葉が頭をよぎる・・・お見通しだったか・・・。もう、「ハッピーバースデイ」も歌えないよ〜。
Posted by hisashi721 at 23:17│
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「こどもの日」(5月5日)までの連休を終えて、6日(金)と、そしてなんと7日は土曜日なのに出勤です。年に何度か土曜出勤の日があるんですねぇ。しかも、連休明けとあってけっこう仕事もたまっていて、横浜での仕事を終えて鷺ノ宮まで帰ってきたのは午後9時。今日は「