この店が開店したのは、確か1999年。当時はアイスコーヒーのバリエーションである「琥珀の女王」に感動し、いい店ができたと思ったものだ。それ以来、ゆっくり読書したい時はこの店を使わせてもらっている。
店の中は、とても清潔。置物も一つ一つ毎日磨いてあり、埃ひとつ無い。入り口近くがテーブル席、奥がカウンター。小さな店であるが、明るくすっきりとした印象。カウンターの中の女性店主に「こんにちは。」と挨拶して、入り口右手のテーブル席に座る。「いらっしゃいませ。」と店主が水を持ってきてくれる。「ご注文は?」「マンデリン(530円)をお願いします。」「はい。」
BGMはジャズ。阿佐ヶ谷といえばジャズというのも定着しつつある。本を開いて読み始める。いきなり「実践しましょう。グッドラック」という記述にドキっとする。簡単なことの実践が大切なんだよなあ・・・ふむふむ。そこに「マンデリン」が届く。「お待ちどおさま。」「あっ、どうも。」・・・ふわっといい香り。コーヒーシュガーを少しだけ入れて、スプーンでステア。そこにゆっくりミルクを流し込む。ミルクがすっときれいな渦を巻きながら、珈琲の表面を覆う。香りを楽しみながら・・・一口・・・ふ〜む、体中に染み渡る安堵感・・・落ち着くなあ・・・さあ、読書、読書。・・・「『ありがとう。』と、口に出す。」・・・なるほど。珈琲をもう一口。
東京都杉並区阿佐谷南3-38-29 03-3398-9436