2023年08月25日

帰ってきた!・・・阿佐ヶ谷「川名」

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先週は土日出勤をしたので、今日(23日)はまた少し早く職場を出ることに。15時ごろ、強い陽射しの中、バスを待つ。幸いにして数分でバスがやってくる。乗り込むと冷房がよく効いていて快適。この時間だと、阿佐ヶ谷に午後4時には着けるな。この時間なら、迷うことなく「川名」」へ。のんびりして帰ろう。楽しみ、楽しみ。

 

バスで目黒へ。そして新宿まで山手線、中央線快速に乗り換えて阿佐ヶ谷。午後345分。北口に出て、駅前ロータリーの横断歩道を渡り、パサージュへ。そこと通り抜けて北口商店街のアーケードの中へ。出ると旧中杉通り。日陰を選んで歩く。そして、川名到着。開店7分前。戸を開ける。マスターが「いらっしゃい。」と声をかけてくれる。恵美さんが「暑いでしょう。どうぞ中へ。」と迎えてくれる。ああ、帰ってきたな、と思う。

 

先客は1人。いつもカウンターの一番奥に座ってる常連さん。自分は1席空けて奥から3番目の席に座る。今日のおすすめが書いてあるホワイトボードを眺めながら4時になるのを待つ。今日はホタテの刺身や小鰯なんかもある。栃尾の油揚げもいいな、などとぼんやり考えながら、数分を過ごす。4時になって、「レモン(酎ハイ440円)でいい?」と声がかかる。「はい。」とだけ答える。


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酎ハイが届く。そこで料理の注文。「軟骨、鳥レバー、白もつ、豚レバーを塩で1本ずつ(1154円)、それと子持ちこんにゃくの刺身(220円)をお願いします。」と注文する。では、生レモンをグリグリと搾って、ジョッキに注ぎ入れて、一口・・・慣れ親しんだこの濃さ、スッキリした味・・・いやー、美味しいなあ。ホッとする。この4時過ぎの陽射しが窓から注ぐ中、この酎ハイを飲む幸せ。

 

IMG_20230823_16044860代くらいの男性客が入ってくる。一口から2つ目のカウンター席に座り、ホッピーを注文。文庫本を開く。先客の奥の席の常連さんも文庫本を読んでいる。2人とも文庫本に布製のブックカバー。こういう時に読む本ってどんなジャンルなんだろう。マスターが玉ねぎのスライスをサービスしてくれる。「この玉ねぎ、美味しいですよ。」と一言。ありがたくいただく。一口・・・甘い!確かに美味しい。さすがです。マスター。

 

自分もスマホを取り出して、キンドルアプリを開き、見かけの本を読むことにする。「世界はなぜ地獄になるのか」。自分の場合、お酒を飲みながら本を読む時は、電子ブックの方が集中できる。字を大きめに表示させて、どんどんページを先に進めると内容が入ってくると思う。玉ねぎとつまみに酎ハイを飲みつつ、しばらくは読書・・・いい感じ。

 

IMG_20230825_105154子持ちこんにゃく刺身が届く。こんにゃくに魚の卵が練り込まれている。どれどれ、一口・・・ぶりぶり・・・魚の卵がいい味わいを添えている。食感だけでなく、味もいい。美味しいなあ・・・酎ハイ、酎ハイ。「マスター、これ、美味しいですね。」と目の前でホタテを捌いているマスターに語りかける。「ありがとうございます。美味しいでしょう。」と笑顔で答えてくれる。

 

IMG_20230823_161259恵美さんが焼き物を届けてくれる。いつものように軟骨から、一口・・・コリコリで香ばしく、それに周りの肉の味が合わさって・・・美味しいなあ。いつもの安定した味。カリカリに焼いた白もつも最高だし、レバーも塩が味を引き立てている。ほんのりした炭火の香りも加わって、やっぱり「川名」の味は、自分には最高なのだ。

 

IMG_20230823_162156酎ハイをおかわり。まだ客は自分を含めて3人だけなので、注文もすぐに通って快適。マスターが「食べてみてください。」と置いてくれた皿には、黄色いスイカとキウイ。「わーい。ありがとうございます。」早速、スイカをいただく。甘い。夏の味。一気に夏休みの雰囲気が漂う、ような気がする。

 

70代の男性が入ってきて、自分と常連さんの間、自分のすぐ右隣に座る。キリンクラシックラガーと煮込みを注文。これで4人。今日は珍しくのんびりしている。時間が少し遅くなると、奥の座敷に20人くらい入って、注文が追いつかないくらいになることが多いだけに、こういう時間は貴重なのだ。しばらく、この状態のままだといいなと思う。

 

右隣のお客さんが、身体をこちらに傾けるので、自分の右腕に向こうの左腕がちょいちょい当たる。相手は気にしていないようだが、自分は大いに気になる。当たるたびに読書の集中力が切れるの。でも、相手は楽しそうに飲んでいるので、「ちょっと、当たってるよー。気になってしょうがないんだけど。まっすぐ座んなさいよ。」とは言えない。まあいいか。読書は諦める。

 

その右隣のお客さんは、何かソワソワしているようにも感じる。体が揺れている。こまめにスマホをチェックしたりして、落ち着かない。一気に煮込みを食べると、意を決したように、カウンターの上に置いてあるテレビのリモコンを持ち上げる。で、「すみません、みなさん。チェンネルを変えていいでしょうか?」と問う。奥の常連さんが「ああ、いいんじゃない。」と言う。マスターが「どうぞ、見たいものがあれば、変えてください。」と優しくいう。「では、失礼します。」

 

テレビが甲子園の決勝戦を映し出す。終盤、9回の裏。慶應義塾高校が優勝を目指して、最後の守り。「慶應、勝ちそうなんですよ。」と70代のお客さん。常連さんは「へー。」と言いながら画面を見る。もう1人の文庫本のお客さんも無言で画面を見る。マスターは仕事の手を休めて、画面を見る。そして、試合終了。70代のお客さんは「やったー。」と嬉しそう。

自分は3回戦で慶應に惜しくも敗れた広陵高校のことを思い浮かべる。広陵、惜しかったよなー、という感想。

 

さて、今日はここまで。約1時間だけど、本当にのんびりできた。「マスター、ごちそうさま。いつもありがとうございます。やっぱりこの店は素晴らしい。さすがですね。」「何言ってるんですか。何年この店に通ってるんですか。今更でしょ・・・。」

 

会計を済ませて、外に出る。この時間でも外は眩しいくらいだ。バス停に向かって歩き始める。今日ももうすぐ日が暮れる。いい一日だったと振り返ることができそうだ。

 

東京都杉並区阿佐谷北3丁目1120

03-3339-3079


Posted by hisashi721 at 10:59│Comments(0)