阿佐ヶ谷「アルフォンソ」で、「記憶が飛ぶ」話題。
ある日の午後7時。アルフォンソには女性の先客が一人。カウンターの奥で、飲み物はスコッチ。自分は入り口に近い方に座る。迷った末「プラントン」をソーダ割りで。さて、この店のマスターである川井さんは、とても気配り上手。さまざまな話題で盛り上がることが多い。今夜の話題は「記憶が飛ぶ」。飲んで朝起きたとき「あれっ?なんでここに寝てるんだろう」ってやつですね。3人でさまざまな体験談を披露し合う。朝起きたら、信じられない量のお菓子を食べ散らかした後が・・・、とか。なぜかコンビニ弁当を2つもたいらげていた、とか。見たこともない毛布がかかっていたなどと話は進んでいく。そこで、自分はかつての体験を思い出す。
朝起きると、ジャケットが脱ぎっぱなしになっている。ああ、脱いでそのまま寝ちゃったんだなあ、と反省しながらハンガーにかけようとする。ふと見るとポケットから何か覗いている。何だ?と思いながら取り出してみると・・・証明写真。街にあるスピード写真で取ったやつ。しかも写っているのは、でろでろに酔っ払った自分の顔。何のために撮ったんだよー。なんだこの顔はー。
冬のことだ。朝起きるとなんだか掌に熱い感触が残っている。あれ、何か触ったかなあ。覚えてないなあ。非常に不安になる。何か危険なことをしたのだろうか。人前で恥をかいたのだろうか。何かアホなことをしでかしたのだろうか・・・。ドキドキし始める。・・・とにかくジュースでも飲んで落ち着かなければ。何か入ってたっけ、と冷蔵庫を開けると・・・見覚えのない缶コーヒーが3本。・・・ここから推理。酔っ払った自分は帰り道に缶コーヒーが飲みたくなる。そこで自動販売機で買うことに。ところが冬のことなので「あったか〜い」コーヒーがあり、そっちのボタンを押してしまう。酔っ払っているので冷たい方が飲みたかった自分は、もう一度ボタンを押す。ところが酔っ払っているためまた同じボタンを押してしまう。自分に腹を立てながらもう一度押す。また「あったか〜い」方が出てくる。毒づきながらも諦めて、「あったか〜い」缶コーヒーを3本持ち帰ることにする。ところが、缶コーヒーというのは「あったか〜い」どころか「熱い」。しかも3本。「あっちち、あっちち」とつぶやきながら何とか持って帰る(掌の感触はその時のもの)。缶コーヒーを飲みたいという気持ちは続いているから、飲もうとする。そこで考える。「それにしても熱すぎるな。そうだ、冷蔵庫ですこし冷やしてから飲もう。」・・・で、冷蔵庫に入れて、待ってるうちに寝てしまった。・・・多分こんな感じだろうか。こうやって缶3本だけから跡が辿れるのが面白い。
Posted by hisashi721 at 13:15│
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横浜での仕事を終えて、明日の仕事に備えて都内の自宅に向かいます。その途中、西武新宿線・野方(のがた)駅で下車し、駅前商店街からみつわ通り商店街へ。すでに時間が遅いこともあって、今日は1軒目から「ピュアー」に行こうと思っているのです。 「ピュアー」の扉を開け